いつも木材を供給していただいている三重県熊野市の株式会社nojimokuさんの野地伸卓さんが講師で来られるということで
久々に母校 岐阜県立森林文化アカデミーに行ってきました


在学生のたゆまぬメンテでなんとか木部が維持されてます(笑)
巷をにぎわせる「割りばし」なんちゃらでなくても外部に木部を使うということは色々と難しい部分があります
外部に使うことが問題ではありません
(建築的に)適切な準備をし、適切な材積(断面)で、適切なメンテナンスをする前提で使用すれば木材ほど環境にやさしい素材はありません
在学中、学生はそれを正にわが身をもって体感し実務へと活かします



学内に点在している学生による「自力建設」で建てられた建物たち
学生が計画をし、プレゼンし、学内関係者全員の投票によって選出された案を学生自らがアカデミーの敷地内に建設をします
開学当時から受け継がれているアカデミーの目玉講義です
この自力建設をやりたくて入学してくる学生もいます(建築系はかなりの割合なのでは)
写真は今から22年前(2003年)に竣工した環境教育専用の屋外炊事場(ペチカ付)「みさきのちゃや」
我々2期生が担当した建物です
もうすぐ四半世紀
いまだにメンテナンスされ、部分的にリノベされ使い続けられていることに感謝です
カマドの煙突と雨樋(造作)がかなり老いぼれになってきているので、交換対応をお願いしたい・・・
(私に余裕があれば寄付したいところですが、無理なのでお願いします)
把握できている自力建設からかなり棟数が増えているので、いくつか勝手に見学をしつつ
本日の目的である公開講義の会場へ



まずはバズりまくっている「製材ゲーム」
一般の方でも原木の競売(セリ)から部材販売までを経験できる体験型啓蒙ゲーム
いうてもアカデミーの学生とコンソーシアム会員は半人前とプロの連合軍ですからかなりの熱気を帯びていました
売上一位は大人げないことにプロ集団であるコンソーシアム会員チーム
会場が温まってから、野地さんの製材所経営の講義
ご自身が会社を継ぐ前の(絶望的な)現状把握から継承後の苦労・工夫
くじけずに貫いているのは「ロック魂」→マインドの「面白い」化
まだまだ先の見通せない山元:製材所のリアルな話をしていただきました
野地さんとの付き合いは12年ほどになりますが
色々背景等初耳情報も聞けて楽しかったです
来週はJBNの熊野ツアーのお手伝いで木挽座の案内を拝命されているので
しばらくnojimoku漬けですね
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「面白い」を軸にした製材所経営 株式会社nojimoku 代表 野地伸卓 氏
主催:岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアム
共催:岐阜県立森林文化アカデミー